柊のはっぱは尖ってる

好きなものの、好きなところを、好きなだけ

#12 のだめに憧れた中学生でした

 

はーい!体調はようやく戻ってまいりました!

さきほど今日大阪城ホールで開催されてるらんぺちゃんの16ツアーのCLキャス配信を見たんですけどすっごい元気出ました。やっぱり健全な身と心に必要なのは適切な推しの摂取ですね。

ところでこれを書き始めたのが9:16なので何分に書き終わってブログとしての編集が終わるのか!見ものですね!?

 

 

実は吹奏楽部です。中学3年間だけ。

ここで書いたことあったかもしれないし、ないかもしれないんですけど、担当楽器はフルートでした。フルートボーイでした。

でも、小学校の時はぜんぜん音楽に触れたことがありませんでした。授業くらい。授業でもよく分かってなかったくらい。楽譜もすっごい時間かけないと読めない子でした。なのに入りました。すっごい大変でした。めちゃめちゃ落ちこぼれました。けれど、最終的には三年生の時にはソロ吹いたりしました。まあまあ色々あってのソロだったのでそんなに輝かしいことではなかったものの、今でも吹奏楽部の時に仲のよかったメンツはLINEグループがよく動きますし、遊びに行く回数も多いです。いまちょっと結婚やらなんやらでごたついて気まずいですけど…。

入ったきっかけは幼馴染の子に誘われて体験に行った時に楽しかったから、なんですけど。

そもそもの楽器への憧れ、を感じたのはこの作品でした。同世代はみんなそうかもしれないんですけど、のだめカンタービレです。

 

確認したらドラマの放送は小5でした。毎週めっちゃ楽しみに見てたのを覚えています。ていうか小学生〜中学生が一番ドラマ見てました。野ブタとか、花男とか、電車男とか…良作が多かった気がします。もちろん今もいいドラマたくさんあるんですけどね。

のだめは特にこどもでも見やすかったですよね、難しい用語の解説はちゃんとしてくれるし、コメディタッチの描写も多く、のだめがこどもっぽく振舞っているので余計に身近に見えましたし。

そして「みんなで一緒に頑張って何かを成し遂げる」ってかっこいい!すごいな!って思わせてくれた最初の作品かもしれないです。一番刺さったドラマについて触れる回は後日またやります。

 

少し話は逸れますが、多分自分たちよりもうちょっと上の世代はそれを「スラムダンク」で学んでるんじゃないかなって思います。下は黒バスとかハイキューとか…わかんないですけど。自分の小学生くらいに一世を風靡していたスポーツ漫画って「テニスの王子様」だった気がするんですよね。個人種目。まあ団体戦ではあるんですけど、明確なチームプレイではない(と思っているスポーツ分からない人)ので、あんまり作品でそれを!みたいなのが少なかった気がする。いやみんな見てたのかもしれないですが。ジャンプ外だと「メジャー」は放送してたらしいですが…多分一度も見たことないなあ…

じゃあ、もしかしてクラスにいたスポーツ少年少女たちはみんなプロの選手たちだけを見て憧れてたのかな…なんかあったかなあ…?
ひと世代(ここでは小学校かぶらない?かぶる?くらいがひと世代です)下だとイナズマイレブンでしたね。自分も大好きでした。

自分が唯一やっていたスポーツも剣道っていう個人種目だったので、スポーツでそれを感じたことはあんまりなかったです。

 

特にのだめは、みんなバラバラの落ちこぼれが集められてオーケストラを組んで、必死に公演に向かって進んでいくところが、結構な盛り上がりで出てきます、その前の室内楽のところとかも面白いんですけど、本格的にのだめの話が動き出すのはそこからですよね。ピアノ科ながらヴァイオリンにも長け、指揮者を目指していく千秋先輩と、ピアノ科の落ちこぼれであり千秋のミューズ?であるのだめ、ふたりの成長と恋の物語です。

 

のだめって、本筋について触れるとネタバレになってしまうのでしょうか…?
もういいですよね、名作なので…

 

大きく分けて大学編とパリ編がありますが、大学編の頃が好きです。ドラマで放送していたあたり。

というか、妙に大学生の青春に憧れているこどもでした。

平日の夕方にドラマの再放送をしているのは今もですが、そのときに「オレンジデイズ」とかも見てたんですよね。あの感じ。もちろん高校生のわちゃわちゃしてる青春ものも好きなんですけど、大学生のお酒飲んでたり、将来が余計に切実だったり、あの感じが見ていて好きでした。

落ちこぼれが集められたオーケストラ=Sオケのメンバーも、自分の才能や生活と向き合いながらオーケストラに取り組んでいきます。

 

家族ではまっていたので、すぐ原作がうちに揃い出しました。

たぶん原作を読んだのはドラマの後だったんですけど、特にドラマのあたりは設定や登場人物、話の順番なんかは結構変わってるんですよね。
清良は最初から作品の舞台である桃ヶ丘音大の学生ではない(原作だとR⭐︎Sオケのあたりで転入してくる)けど序盤からちょこちょこ出ていたり、Sオケ・コントラバスの桜ちゃんの出番が多かったり。

 

不思議ですよね。

こどものころの習い事で、ピアノや楽器をやっているのは圧倒的に女の子です。男の子は少なかった、居ないわけじゃないけど…のレベル。吹奏楽部もそうです。男子校以外で男の子は学年で多くて4〜5人くらい。もっと少ないこともある。けれどプロのプレイヤーを見ているとどんな楽器も男性の方が多いんですよね。理由について考察するとものすごくジェンダー的な話になってしまう気がするのでここでやめますが、のだめを見て、楽器をする男の人ってかっこいいな、って思ったのは大きい影響だったと思います。普段はふざけている峰くんも、真澄ちゃんも、みんなかっこいい。

 

みんなで団結して頑張る。一緒に何かを作り上げる。

みたいなものにすごく弱いのは、のだめの影響は大きいだろうなあと思います。みんなで喧嘩して、ボイコットとかもして、それでもまとまって一緒にステージを作り上げる。その舞台に客席が盛り上がって、沸いて、泣いて……みたいな描写にめちゃめちゃ弱いんですよね。いいなあ、かっこいいなあ…と。スポーツには明確な「勝ち」「負け」が決まってしまうので、そうじゃないパフォーマンスに惹かれるのもある気がしますが。もちろん評価はあるんですけどね。

 

そんな憧れを抱いて、入部。

待ってたのは落ちこぼれライフなんですけど、そんな中一の秋〜冬ごろにのだめのメドレーをやることが決まりました。

もちろん吹奏楽アレンジされてるので管楽器で再現する分全然違いますし、演奏した曲だけじゃなく、BGMだった曲(ミルヒーが威圧する時の曲とか)もあったので、完全にSオケとかR⭐︎Sオケ気分を味わったって感じでもないんですけど…でも練習は嬉しかったです。

結局落ちこぼれだったので、たぶんステージでは演奏していない気がします。やってない…はず…

検索して出てきたのをいくつか聞いてたんですけど、たぶんこれですね…たぶん…違うアレンジかも…

 


そんなでも、三年のコンクールではソロもやったし、それなりに楽しい思い出もたくさんあります。

音楽のちからってすごいんだなあって、思ったことも。

三年生の卒業式のあと、定期演奏会がありました。最後の参加です。タイミング的には、2011年の3月下旬くらいだったと思います。
震災すぐで、まだ計画停電とかもあった時期。中学校の体育館で、家族や学校の先生たちの前で最後に演奏したこの曲は、なんだか客席も演奏している自分たちも、みんなが一つになった気がしたんですよね。3年間の気持ちがすごく演奏に乗っかっていた記憶があります。

 

(ミュージックエイトの方だったか、聞いても思い出せなくてすごい悔しいんですけどたぶんウィンズスコアの方だった気がする

 

のだめで感動する演奏シーンっていくつもあるんですけど、印象に残っているのは、ベートーヴェン交響曲第7番。

Sオケが初めて人前で披露した時も、ドラマのラストでR⭐︎Sオケで千秋が最後に指揮を振った時も、この曲といえばのだめ、って思う曲ですよね。とくに最後にこれを演奏しているみんなって、あんな気持ちだったのかなって思った、気持ちを知ることができた定期演奏会でした。

曲も場面も全然違うので、勝手な想像なんですけど。

 

原作のラストも、劇場版もちゃんと最後まで追いかけて、何度も見返しています。

最後の方も好きなんですよね、もう大人になったみんな。千秋先輩とのだめの橋の上でのキスシーンで終わる劇場版はすごく好きです。

フランスに行ってみたくなりますよね〜〜〜いつかいってみたいな〜〜〜

 

原作で一番好きなキャラクターは(原作のその辺りを読んだのがもう少し大人になってからだったのもあると思いますが)パリ編に出てくる、同じアパルトマンに住むロシア出身のターニャなんですけど…ターニャのあのトゲトゲした態度の中にある本音や、青緑こと黒木くんとの関係性も含めて…ターニャのデレるところめちゃ可愛くないですか!?ドラマのベッキーも良かったですよね、サバサバギャルの感じが。

いやほんとはその辺りのことも書きたいんですけど!十分な文字数になってきてしまったので!好きは伝わったよね!?

 

今年の秋冬にはミュージカルになるということで、気になっています。

現状チケット持ってないので入れるかは分からないですが、あの世界、作品をミュージカルで…そして上野樹里さんののだめ、竹中直人さんのシュトレーゼマンにまた会えるというこの現実…すごいですよね。気になります。

 

ちょうど1時間半くらい!3800字くらい!おっそ!!

では~~!!

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