柊のはっぱは尖ってる

好きなものの、好きなところを、好きなだけ

#09 呉島光実の、光と影が、とにかく好きです

タイトルテーマとは関係ないんですけど、今日は海青くんのオタク1500日でした〜!わーい!

昨日も会いに行こうとしてたんですけど気圧のせいで頭痛くて死んでました〜!ざんねーん!!!

経験者は語りますが1500から2000はあっという間なんですよ。彼の時もそうだった。

はい、話を本筋に向かわせます。

 

テーマの話!ぼくが人生で好きになった紫色(が主軸にある)の人2人目です〜〜!!

 

 

何を隠そう、仮面ライダー鎧武放送開始から10年です。もうすぐ。

10年って考えると、さすがに感慨深いものがあります。鎧武があってこそ、この10年間だったと言っても過言ではないので。

鎧武で出会った人たちのおかげで得たもの、触れたもの、好きになったものがたくさんあるので。

元推しである土田くんもそう、夢アドちゃんもそう、久保田悠来くん、松田凌くんや松田岳くん、佃井皆美さん、吉田メタルさん…あげたらキリがないような人たちのことを好きになった作品でした。キャラクターも、中の人も、みんなみんな。

その中でも群を抜いて好きになったのが、高杉真宙くん演じる、呉島光実/アーマードライダー龍玄です。

 

仮面ライダー鎧武は、フルーツと戦国武将がデザイン的なモチーフにされているライダーです。

作品的にも戦国時代がテーマに置かれ(キャッチコピーにも「ライダー戦国時代!」みたいなのがあったり)、キャラクター同士の関係性の変化が目まぐるしく、最初はダンスチームごとの抗争の中のライダーバトルだったものが、大人VS子供になり、やがては地球の未来を賭けた戦いへと、目まぐるしく変化していく物語でした。

 

主人公・葛葉紘汰が所属している(厳密には所属してい”た”なんですけど)ダンスチームの名前がチーム鎧武、その名前を背負って戦うアーマードライダー鎧武になるんですけど、光実、あだなはミッチなんですけど、ミッチも同じチームに所属している後輩でした。紘汰やリーダーの裕也さんを兄のように憧れ、ヒロインの舞に想いを寄せている少年でしたが、本当は街を支配している大企業・ユグドラシルコーポレーションの重役の息子であり、将来も約束されていました。けれどそんな立場や血筋に縛られている家や学校での自分が嫌で、チーム鎧武にいる時の自分が好きだと、二面性のある日々を過ごしている少年。

いやもう本当にこの時点で好き(我慢できなかった)。

チームを守るための力を手に入れるために変身ベルト・戦極ドライバーを手に入れて……手に入れるためにチームのミッチとしての顔ではなく呉島家の人間としての顔を最初に見せるあのシーンが本当最高最高最高なんですけど、とにかく戦う力を手に入れて、仲間から頼りにされて、紘汰さんと一緒に頑張って守っていく…

 

だけの話なら、平和だったんですが…

 

舞に憧れているミッチとの恋模様もありつつ、自分の兄・呉島貴虎/アーマードライダー斬月のしている仕事の正体、変身アイテム・ロックシードや怪人・インベスの正体や真実を知って、だんだん二面性が崩壊していきます。まっすぐに未来や希望を信じる紘汰と、現実を捉え生き残る道を探す光実。二人はすれ違い、ぶつかり合い、仲間たちとの間と、兄の仲間や大人たち、本当に守りたいものがどこなのか、大切なものはなんなのか、ぐちゃぐちゃの中でヒロインの舞だけは守りたいと思っていたけれどーー

 

ネタバレはしない方がいいのかなと思い、とりあえず中盤までの話の流れまでで留めておくんですが、ミッチは作中でも最も変化の振り幅が大きいキャラクターでした。脚本担当の虚淵玄さんも、彼を描くことがテーマの一つだったらしいです。複雑な変化を、真宙くんが繊細に演じてくださっています。

 

好きなところが多すぎるんですよ。

きらきらかわいい弟分としてのミッチも大好きだし、ぐちゃぐちゃに壊れていく中盤の光実も大好きです。本当にやりたいことと実際にやっていることが乖離していくぐちゃぐちゃ加減もたまらなくて、もちろんラストの光実も。本当に最終回〜ドライブ鎧武の光実は一挙手一投足に泣けるので…

自分のなかで刺さりやすい光のキャラ属性と、闇のキャラ属性、時間差で両方刺さったんですよ。今月語っている方々の中でも光のキャラの子はSideM隼人くんとか、明日の方もそうなんですけど…明るく元気で癒されるみたいな、イナズマイレブンの立向居くんとかREBORN!の山本武とか…。

闇の方の方も今後書きますけど、でも両方を一人でってなかなかいないんですよね。人間性としてあんまりないくらい振り切ってくれているので。

 

鎧武は群像劇なので、ミッチ以外のキャラクターも大好きなんですよ。

なんとなくミッチにフォーカスしていくと触れられなかったんですけど、主人公・紘汰のライバルである駆紋戒斗/アーマードライダーバロンもそうだし、戒斗の右腕だったザック/アーマードライダーナックルのこともね…大好きです…

ザックも振り幅が広いんですよ、最終的には主人公としてVシネも出ますし、本編終盤はめちゃめちゃ主人公してます。

貴虎の周辺人物たちもみんな濃いですかね。元相棒だった開発者である戦極凌馬、の秘書だったが後半では裏切って…の湊耀子、序盤からロックシードを配り暗躍していたシド…終盤の湊耀子いいんですよ、ほんとに、あのシーンが最高でね…

 

もし知らないで読んでくださっている方がいるならば、見てほしいのであんまり言えないんですけど、最初序盤は面白くないなあと思ったとしても14話くらいまで見てほしい。そのくらいまで見てたらたぶん末路が気になるキャラが一人はできてると思います、そして想像できるラストではないゴールをほぼみんなが迎えるので…

 

ちょうど放送のタイミングが、高三の秋〜大一の夏だったので、受験期の真っ只中にドしんどいシーンがあったりしましたね…受験勉強しながらも頭の中は鎧武でいっぱいでした。大学生になってから、夏映画のエキストラ参加があったりもして。

ライダー的にオタクとして最初にハマったのはフォーゼなんですが(その話も今後しますが)人生の本当に節目になったライダーだったなあと。

 

鎧武のせいで人生が変わりました。おかげで?せいで?出会って?いい言葉がどれか悩みますが…

冒頭でも書きましたけど、アイドルオタクにはならなかったでしょうし、部屋にある大量のCDも積まれなかったはず。

 

10年は経ちますが、10年間何もなかったわけではなくて。

放送終了後のVシネも2本ありましたし、貴虎/斬月を主人公にした舞台もあり、ジオウにゲスト出演もありました。全員ではないですけど、仮面戦隊ゴライダーや、平成ジェネレーションズ、数年前にも東映特撮ファンクラブでまた鎧武外伝をやってもらえて。

鎧武を好きでいてよかったなあと思ったのは、コロナ禍のとき。

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何度見ても泣けるんですよ。泣くようなものじゃないのはわかってるんですけど。

鎧武メンバーがこんなに集まって(本来いるべき人が不祥事でいなかったりはしますけど)メッセージを伝えてくれて…売れっ子になってた真宙くんもちゃんと居てくれて、久しぶりにミッチの言葉を聞けて…
そのときとても大変な職場にいたので、昼休憩に入ったらこれで休憩しながら大号泣だったのをよく覚えています。今も見るたびに涙が込み上げてくるので、何度も見れません…。

 

10周年。

何かあるのかなあ。

コロナのときよりさらにもう一人不祥事で芸能界を去ったひともいて。そこに関しては正直怒りしかないんですけど、まあ作中で存命してないので逆に大丈夫じゃない?と思いつつ、そのくらい命を落としたキャラクターが多くてそれは逆に良かったのかな、と。

もちろん放送開始から10年で何かするパターンと、最終回から10年に合わせて何かするパターンとあるので、今年中ではないかもしれないですが。来年くらいだったらその不祥事も薄れてくれるかもしれないですが…そのキャラに関しては死後何回復活したのかよくわからないことになってるので、キャラクターとしてはもうゆっくり休んでてよの気持ちもあるので無理に出てこなくてもいいです…。

できることが当たり前ではないですし、難しいのかなと思うこともあるんですが、それでも鎧武の人気を考えると期待しかないです。10年経ったみんながどうなったのか、また会いたいなあと思うばかりです。

……まあ、10周年作品で大炎上したばかりなので、決まったら決まったでお腹痛い日々が始まるんだよなあ……

 

ミッチが元気に過ごしてることがわかればそれで十分です。

 

ネタバレしないようにしたらなんて書いたらいいかわからなくなってしまいました!

作品のキャラクターに触れるのも難しいですね…

そんなところで、では!

 

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